中村牧場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 17:58 UTC 版)
1989年12月17日の朝日杯3歳ステークスを勝つはずないと考えていた中村幸蔵は、当日の競馬場に向わなかった。また、92歳の父吉兵衛が病気で入院したことから、親子で病院のテレビで観戦していた。テレビで優勝の様子を見届けたところ、親子は「口がポカンと開いたまま」だったという。アサカオー以来となるクラシック挑戦が実現し、吉兵衛は来年のアイネスフウジンの挑戦を心待ちにしていたが、GI優勝から約10日後の12月30日、吉兵衛が死去し、クラシック挑戦・制覇を見ることができなかった。それでもGI優勝を見届けた後の往生であり、幸蔵は「(吉兵衛にとって)いい冥土のみやげ〔ママ〕」と述懐している。
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