両耳間時間差のモデルとは? わかりやすく解説

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両耳間時間差のモデル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/29 15:43 UTC 版)

両耳間時間差」の記事における「両耳間時間差のモデル」の解説

両耳間時間差両耳間強度差とは比較容易に制御できるため、1960年代あるいはそれ以前からよくつかわれてきた。両耳間時間差代表的なモデルとしてはつぎの2つがある。 Kuhnによれば音速を c {\displaystyle c} 、周波数を f {\displaystyle f} 、人頭水平な断面円形としたときの半径を a {\displaystyle a} としたとき、 k = 2 π f / c {\displaystyle k=2\pi f/c} が k a << 1 {\displaystyle ka<<1} をみたすときは I T D = 3 a c sin ⁡ θ {\displaystyle ITD={\frac {3a}{c}}\sin \theta } (秒) k a >> 1 {\displaystyle ka>>1} をみたすときは I T D = 2 a c sin ⁡ θ {\displaystyle ITD={\frac {2a}{c}}\sin \theta } (秒) である。たとえば、 a = 0.09 {\displaystyle a=0.09} 、 c = 340 {\displaystyle c=340} 、 θ = π / 2 {\displaystyle \theta =\pi /2} とすると、 I T D = 0.53 m s {\displaystyle ITD=0.53ms} または 0.79 m s {\displaystyle 0.79ms} となる。 WoodworthとSchlosbergは別の近似式あたえているが、それによると I T D = a ( sin ⁡ θ + θ ) / c {\displaystyle ITD=a(\sin \theta +\theta )/c} (秒 である。たとえば、 a = 0.09 {\displaystyle a=0.09} 、 c = 340 {\displaystyle c=340} 、 θ = π / 2 {\displaystyle \theta =\pi /2} とすると I T D = 0.68 m s {\displaystyle ITD=0.68ms} となる。

※この「両耳間時間差のモデル」の解説は、「両耳間時間差」の解説の一部です。
「両耳間時間差のモデル」を含む「両耳間時間差」の記事については、「両耳間時間差」の概要を参照ください。

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