与謝野晶子の和歌と源氏物語
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「源氏物語礼讃歌」の記事における「与謝野晶子の和歌と源氏物語」の解説
生涯で5万首ともいわれる多作な歌人である与謝野晶子が詠んだ和歌の中には、さまざまな形で『源氏物語』の影響が認められるとされる。これらの和歌を「源氏物語とのかかわりの現れ方」という点から分類すると、 「源氏物語」または「源氏」という語を詠み込んだ歌。 『源氏物語』に登場する人物の名前を詠み込んだ歌。 『源氏物語』の巻名を詠み込んだ歌。 『源氏物語』に登場する用語を詠み込んだ歌。 『源氏物語』に登場する地名を詠み込んだ歌。 『源氏物語』の情景を踏まえている歌。 などとなり、このような形で『源氏物語』の影響が認められるものが数多くある。これらの『源氏物語』の影響が認められる和歌は、晶子の歌集や雑誌などの発表媒体に1首または数首づつばらばらに含まれており、まとまって含まれるものは、晶子の没後にその高弟であった平野万里が『晶子秀歌選』を編纂した際に、『源氏物語』の影響が認められる和歌67首をまとめて「源氏振り」と命名してまとめたものくらいである。そのような中で、晶子による『源氏物語』をテーマとして詠まれた和歌がまとめられている唯一の連作が「源氏物語礼讃歌」である。
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