下殿神経の障害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/23 07:08 UTC 版)
歩行において、立脚側の大臀筋は股関節を伸展、外旋させる力を働かせて骨盤を水平に保っている。下殿神経の障害によってこの筋肉が弱ると踵接地直後に体幹と骨盤が後方に引いて重心線が股関節の後方を通るようになるため股関節の屈曲を防ぐ大臀筋歩行が生じる。これにより椅子から座ったり立ったり、階段の上り下り、飛んだり跳ねたりすることもできない。両側の麻痺では体幹は常に後方に傾いた歩行となる。
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