下妻分封
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/18 09:31 UTC 版)
古河藩第2代藩主土井利隆の次男として生まれる。万治元年(1658年)9月7日に利隆の跡を相続した兄利重より、常陸・下総国内に1万石を分封されて下妻藩主となった。利重が継嗣無く死去すると、宗家の家督問題で弟の利久と共に候補者に立てられるが、利益は不行跡が多く分家独立しているためとして家督は利久が相続した。これは当時、江戸本所に屋敷を持っていた利益が平素から大見得を張り、伊達男の真似をして派手な出立ちで夜な夜な江戸市街を闊歩していたためであり、当時の風評では「夜中歩行は犬か盗人か思ば本所の土井周防」とまで言われたほどであったためである(『他言無用伝聞記』)。
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