一硫化スカンジウムとは? わかりやすく解説

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一硫化スカンジウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/02 14:50 UTC 版)

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一硫化スカンジウム
識別情報
CAS登録番号 12294-10-9 
特性
化学式 SSc
モル質量 77.02 g mol−1
外観 金色固体[1]
構造
結晶構造 立方晶
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

一硫化スカンジウム(Scandium monosulfide)は、スカンジウム硫黄からなる化合物で、化学式はScSである。化学式からはスカンジウムが2価である、つまり[Sc2+][S2-]であるように見えるが、実際は擬イオン化合物であり、[Sc3+][S2-]を含み、残った電子伝導帯が占有している[1]

構造

塩化ナトリウム型の結晶構造を持つ[1]

合成

真空中、1150℃で金属スカンジウムと硫黄粉末の混合物を70時間加熱することで得られる[1]

Sc + S → ScS

出典

  1. ^ a b c d Dismukes, J. P.; White, J. G. (1964). “The Preparation, Properties, and Crystal Structures of Some Scandium Sulfides in the Range Sc2S3-ScS”. Inorg. Chem. 3 (9): 1220–1228. doi:10.1021/ic50019a004. 



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