一本鎖マイナス鎖RNAウイルスと一本鎖プラス鎖RNAウイルス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/30 05:20 UTC 版)
「RNAウイルス」の記事における「一本鎖マイナス鎖RNAウイルスと一本鎖プラス鎖RNAウイルス」の解説
「一本鎖プラス鎖RNAウイルス」および「一本鎖マイナス鎖RNAウイルス」を参照 一本鎖プラス鎖RNAウイルスはウイルスゲノムRNAがそのまま翻訳されウイルスタンパク質が作られる。一本鎖の+鎖RNAウイルスはゲノム自体がmRNAとして機能し得る。SARSの原因であるコロナウイルスはこれに含まれる。レトロウイルスもここに含まれるが、上記のようにいったんDNAに遺伝情報を移す。 一本鎖マイナス鎖RNAウイルスではウイルスに由来するRNAポリメラーゼ(RNAを合成する酵素)により相補的なRNAが合成される。−鎖RNAウイルスゲノムはmRNAと相補的な塩基配列のためそのままではmRNAとして機能できない。これをRNA依存性RNAポリメラーゼによって+鎖に転写して機能する。
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