ヴィルトガンス
オーストリアの作曲家、クラリネット奏者、音楽著述家。12歳からヨーゼフ・マルクスのもとで音楽理論と作曲を学ぶ。1934年、ザルツブルク・モーツァルテウムのクラリネット・室内楽、音楽理論の教師となる。
36~39年にウィーン国立歌劇場管弦楽団のクラリネット奏者を務め、またウィーン・ブルク劇場で指導した。ナチスに抵抗したため39年以降は公職を追放され、その後何度か収監されている。
第2次世界大戦後はウィーン音楽院で教鞭を執り(1945~47、1950~65)、57年に教授となった。クラリネット奏者としては現代音楽を専門とし、国際的な音楽祭で演奏したほか、国外での講演も行った。
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