ヴァイオリンソナタ第35番 (モーツァルト)とは? わかりやすく解説

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ヴァイオリンソナタ第35番 (モーツァルト)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/24 15:49 UTC 版)

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ヴァイオリンソナタ第35番 ト長調 K.379(373a)は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが作曲した35番目のヴァイオリンソナタである。K.55~K.61までの偽作(K.61はヘルマン・フリードリヒ・ラウパッハの作品)を除けば第27番である。

概要

1781年4月7日頃にウィーンで作曲されたソナタで、弟子のアウエルンハンマーに献呈したヴァイオリンソナタの1曲である。モーツァルトは父レオポルトに宛てた手紙(4月8日付)の中で、「昨日、11時から12時の間にヴァイオリンの助奏を持つソナタを作曲しました。とても疲れているため、ブルネッティのために助奏声部だけを書いて、ピアノ・パートは暗記しておきました」とこのヴァイオリンソナタ(K.379)に関する記述が書かれている。

のちにこのソナタは、ブルネッティのヴァイオリンとモーツァルトのピアノによって、4月8日にルドルフ・ヨーゼフ・コロレード伯爵邸のコンサートで初演された。

構成

3楽章から成り、演奏時間はすべての反復記号を実施すれば約24分。

第1楽章 アダージョ 変則的ソナタ形式。 提示部は通例通り反復される。34小節から49小節が展開部となるが再現部を欠き切れ目なく同主短調の第2楽章へと続く。
第2楽章 アレグロ ト短調のソナタ形式。提示部、展開部~再現部、ともにも反復の指示あり。
第3楽章 主題と変奏(アンダンティーノ・カンタービレ)

 主題と5つの変奏で構成される変奏曲形式の楽章である。なお第5変奏の後にはアレグレットの主題となって戻ってくる。

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