ワルツ第14番_(ショパン)とは? わかりやすく解説

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ワルツ第14番 (ショパン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/19 17:42 UTC 版)

ワルツ第14番[注釈 1](ワルツだいじゅうよんばん)ホ短調は、フレデリック・ショパン1830年に作曲したワルツである。いまだ郷里ジェラゾヴァ・ヴォラにいて、華やかな演奏技巧で名をあげようとしていた時期の作品である。出版は死後の1868年遺作)。クリスティナ・コビラニスカによる作品番号リストではKK IVa/15、モーリス・ブラウンによる作品目録ではB. 56。

後年の作品(第7番)のような抒情的な表現はないが、明るく華やかである。演奏時間も3~4分程度と短く、アンコールピースによく選ばれる。

曲の構成

ヴィヴァーチェ。序奏とコーダを伴う三部形式。序奏は主和音を半音ずつ下げて、華やかな演出をするアルペッジョ音(H)の連打が主題である。右手のオクターヴにわたるポジションチェンジと半音階的進行とが、ともにピアニスティックな技巧を発揮する。中間部はホ長調で、左手が滑らかな音階を描き、右手が簡単な旋律を歌うが、右手の和音に支えられて左手が激情を歌う嬰ト短調のフレーズによって中断される。その後再び元の主題に戻るが、中間部は登場せずに華々しいコーダが展開され、曲を締めくくる。ショパンのワルツの中でも技巧的な曲である。

脚注

注釈

  1. ^ ヘンレ社原典版では第16番。

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