ローランド・SH-101とは? わかりやすく解説

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ローランド・SH-101

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/03 14:25 UTC 版)

SH-101
SH-101のグレーモデル
製造 ローランド
販売期間 1982年1986年
価格 495ドル
スペック
最大同時発音数 モノフォニック
ティンバー モノティンブラル
オシレータ 1 VCO
LFO 三角波矩形波、ランダム
合成方式 アナログ減算方式
フィルタ VCOADSRLFO、キートラックまたはピッチベンダー
アッテネータ ゲートまたはLFOによるADSRエンベロープ
アフタータッチ なし
キーベロシティ なし
メモリ 100ステップシーケンサー
エフェクター アルペジエーター
Input/output
鍵盤 32鍵
左手用コントローラ VCFの周波数やピッチにアサイン可能なベンダー、ピッチベンド、モッドホイール
外部インタフェース CV/gate
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SH-101は、ローランドから1983年に発売された廉価版シンセサイザーショルダーキーボードとしても使えるPOPなイメージを前面に出したシンセ。

主な仕様

仕様は1VCO→1VCF→1VCA、1LFOというシンプルな構成となっており、通信教育の教材にも使われた。VCOにはProphet-5等、アナログシンセサイザーのハイエンド機種同様Curtis Electronics社製CEM3340が使われている。 外部インターフェースはCV/GATE方式となっており、内蔵の100ステップシーケンサーで外部のシンセサイザーモジュールをコントロールすることもできる。コンバーターがあれば外部MIDIシーケンサーで演奏可能。 電源はACアダプタまたは単2乾電池6本で動作する。アクティブに使用できるアナログ・シンセサイザー。

カラーリング

SH-101(青)

標準のグレーの他レッド、ブルーのボディカラーヴァリエーションがあり、当時としては斬新であった。

音色の特徴

音色は明るく輪郭のクッキリとしたサウンド。鋭いアタックと切れの良いディケイが特徴でテクノなどには最適。パーカッション・シンセとしても重宝する。SH-101と同じ音源を搭載したシーケンサー付き作曲ツールとして、MC-202がある。

主なユーザー

主なユーザーとして、元NENAのウヴェ・ファーレンクローク=ペーターゼン、プロディジーチャーリー・プースらがおり、ライブ映像やプロモーションビデオでも確認できる。また河合奈保子も発売直後にレッドのショルダー仕様をコンサートや一部テレビ出演の際に使用した。これもライブビデオ「愛のコンサート」で確認できる。




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