ロングノーズショートデッキ
伝統的なスポーツカーが理想としていたプロポーション。ロングノーズは大容量直列エンジン搭載を象徴していた。長いノーズでパワーを強調し、短いリヤデッキで敏捷性を主張する。1930年当時のクラシックスポーツカーの理想的プロポーションは、ウインドシールドをホイールベースの中央に配置することだった。64年に新発売されて空前の大ヒットになったフォード・マスタングは理想形とはほど遠かったが、ロングノーズショートデッキをスタイリングの特徴として宣伝し成功した。しかし現代の高性能スポーツカーはミッドエンジンであり、キャビンが前方にせり出して、いわゆるショートノーズ、ロングデッキスタイルを取り入れている。
- ロングノーズショートデッキのページへのリンク