ロレンチニ瓶
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/01 07:56 UTC 版)
上顎から吻の先端にかけての体表に存在し、小さな穴が多数開いたように見える器官。これは電気受容器であり、生物の筋肉から発生する微弱な電流を感知し、獲物の位置を知るのに役立っている。ただし水中では電気の減衰が速いため、感応距離は数十センチメートル程度であり、獲物がごく近くにいるときにしか感知できない。主に砂の中に隠れている生物を探るときや、獲物に攻撃を加える瞬間などに使用されているものと思われる。発見者の名前に因んで命名されたもので、ロレンチニ氏器官とも呼ばれる。
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