ロスチャイルド祈祷書
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/26 05:44 UTC 版)
ローマ教会用のロスチャイルド祈祷書は1505年ごろに作られた3.5インチ(8.89センチ)ほどの厚みの本で、ルイ・ナタニエル・フォン・ロートシルト(英語版) (1882 - 1955) が所有していたが、1938年5月にオーストリア併合直後のナチスが、ロートシルト(ロスチャイルド)のウィーン分家から祈祷書を接収した。所有者の姪であり相続人でもあるベティーナ・ルーラム=ロートシルトの努力によって、オーストリア政府は1999年に時祷書と他の芸術作品をベティーナに返還した。その後、時祷書は1999年7月8日にロンドンのクリスティーズ・オークションで競売にかけられ、80ポンド(1万ドル)で落札され、装飾写本の落札価格では世界最高額を記録した。
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