ロシア革命後の自治教会成立とその後の承認関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/28 06:41 UTC 版)
「フィンランド正教会」の記事における「ロシア革命後の自治教会成立とその後の承認関係」の解説
1917年にロシア革命によりフィンランドが独立すると、フィンランド教会は自治教会としての地位を宣言した。 フィンランド正教会におきていたナショナリズム的な動きを支援し、ロシアへの留学に頼っていた聖職者の養成を国内で行えるよう、フィンランド政府から1918年から援助が行われ神学校が設立された。 フィンランド教会の自治教会としての地位は、モスクワ総主教ティーホンにより1921年に承認された。しかし1923年にフィンランド正教会がコンスタンディヌーポリ総主教庁の庇護下に入ることを決定すると、1924年にモスクワ総主教からのフィンランド正教会の自治正教会位承認は破棄された。 その後長い間、フィンランド教会はモスクワ総主教からの自治正教会位承認の回復にむけて外交努力を行っていたが、1957年に、モスクワ総主教はコンスタンディヌーポリ総主教の庇護下にあるフィンランド正教会の自治正教会位を承認した。
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