リポタイコ酸とは? わかりやすく解説

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リポタイコ酸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/14 02:57 UTC 版)

リポタイコ酸(Lipoteichoic acid:LTA)はグラム陽性細菌細胞壁の主要な成分の一つである。グラム陽性細菌はその細胞に内膜(または細胞膜)と、最大で80ナノメートルの厚いペプチドグリカン外膜を有する。リポタイコ酸はリビトールリン酸やグリセロールリン酸の長鎖から成る。長鎖の長さや配列、側鎖の分岐や数によって、種でリポタイコ酸の構造は異なる。リポタイコ酸はジアシルグリセロールと繋がり、細胞壁に固定されている[1] 。細胞壁自己融解酵素(ムラミダーゼ)の調節因子として働き、特定の免疫応答を刺激することができる抗原性を持つ。


  1. ^ KP Talaro Foundations in Microbiology, McGraw Hill 6thEd.
  2. ^ Elias A. Said et al. 2009, PD-1 Induced IL10 Production by Monocytes Impairs T-cell Activation in a Reversible Fashion.


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