ラージガート条約とは? わかりやすく解説

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ラージガート条約

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/10 09:30 UTC 版)

ラージガート条約(ラージガートじょうやく、英語:Treaty of Rajghat)は、1805年12月24日インドのラージガートにおいて、イギリス東インド会社マラーター同盟の諸侯ホールカル家との間に締結された第二次マラーター戦争の講和条約。この条約により、2年以上にわたる第二次マラーター戦争は終結した。

概要

1805年12月イギリス東インド会社ホールカル家ヤシュワント・ラーオ・ホールカル第二次マラーター戦争で疲弊し、共にほぼ戦闘続行不能に陥った。

そのため、12月24日クリスマスの前日にパンジャーブのラージガートで両者の間で講和条約が結ばれることとなった[1]。 この条約はほぼ現状維持に近く、その内容は戦争中にイギリスが占領したホールカル家のチャンバル川以北の領土(ラージャスターン地方およびブンデールカンド地方)を割譲するといったものであった[1][2][3]

のち、1806年1月6日2月2日にラージガート条約は改訂され、ホールカル家に占領地の大半が返還された[1]

脚注

  1. ^ a b c History of the Marathas - R.S. Chaurasia - Google ブックス
  2. ^ Indore 4
  3. ^ 小谷『世界歴史大系 南アジア史2―中世・近世―』、pp.281-282

参考文献

  • 小谷汪之『世界歴史大系 南アジア史2―中世・近世―』山川出版社、2007年。 

関連項目




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