ヨハン・メルヒオール・モルターとは? わかりやすく解説

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ヨハン・メルヒオール・モルター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 00:50 UTC 版)

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ヨハン・メルヒオール・モルター
Johann Melchior Molter
基本情報
生誕 (1696-02-10) 1696年2月10日
出身地 ドイツ国民の神聖ローマ帝国
ザクセン選帝侯領
ティーフェンオルト
死没 (1765-01-12) 1765年1月12日(68歳没)
ドイツ国民の神聖ローマ帝国
バーデン=ドゥルラハ辺境伯領ドイツ語版
カールスルーエ

ヨハン・メルヒオール・モルターJohann Melchior Molter, 1696年2月10日 ドイツテューリンゲン州ティーフェンオルト(Tiefenort) - 1765年1月12日 カールスルーエ)は、ドイツ後期バロックから前古典派に至る過渡期の作曲家で、宮廷楽長ヴァイオリン奏者

生涯

モルターは、J.S.バッハの生地アイゼナハに近いティーフェンオルトのカントルで教師の父のもとに1696年に生まれ、まず父から音楽の手ほどきを受けている。その後アイゼナッハのギムナジウムで教育を受け、1717年秋までにアイゼナハを去った。カールスルーエにあるバーデン=ドゥルラハ辺境伯の宮廷のヴァイオリン奏者になった。ここでは、彼はマリア・サロメ・ロールワーゲン (Maria Salome Rollwagen) と結婚し、彼女との間に8人の子供たちをもうけた。1719~1721年から、彼はイタリア作曲を勉強し、アントニオ・ヴィヴァルディトマゾ・アルビノーニジュゼッペ・タルティーニアレッサンドロ・スカルラッティらから影響を受けた。1722年から1733年まで、彼はカールスルーエの宮廷楽団の楽長を務めた。1734年には、ザクセン=アイゼナハ公国のヴィルヘルム・ハインリヒの宮廷楽団の楽長になった。

1737年に妻マリアが死に、1742年までに、モルターはマリア・クリスティーナ・ワーグナー (Maria Christina Wagner) と結婚した。その年にはカールスルーエに戻って、そこのギムナジウムで教育を開始した。1747年から亡くなるまで、モルターは、彼の初の雇い主の孫のカール・フリードリヒによって雇用された。

作品

モルターが残した作品には、オラトリオ、いくつかのカンタータ、オーケストラのための170曲の交響曲序曲と他の管弦楽曲、歴史上初めて書かれた6曲のクラリネット協奏曲など多くの協奏曲、そして多くの室内楽が含まれる。クラウス・ハフナーによるモルター作品目録(MWV)は、全体で約600曲を数え上げている。

交響曲

  • 交響曲 ニ長調 MWV VII-30【演奏例
  • 交響曲 イ長調 MWV VII-96【演奏例
  • 交響曲 ニ長調 MWV VII-133【演奏例

協奏曲

  • バイオリン協奏曲 6曲
  • フルート協奏曲 10曲
  • ファゴット協奏曲 3曲
  • オーボエ協奏曲 第7番 変ロ長調
  • クラリネット協奏曲 6曲
  • チェロ協奏曲 ハ長調
  • ホルン協奏曲
  • フルート・オーボエ・ホルンのための協奏曲
  • ビオラ協奏曲 イ長調
  • チェンバロ協奏曲
  • トランペット協奏曲 3曲
    • ニ長調 MWV IV-12、ニ長調 MWV IV-13、ニ長調 MWV IV-14。【演奏例
  • 2つのトランペットのための協奏曲 5曲
    • ニ長調 MWV IV-7、ニ長調 MWV IV-8【演奏例】、ニ長調 MWV IV-9、ニ長調 MWV IV-10、ニ長調 MWV IV-11。

参考文献

外部リンク


ヨハン・メルヒオール・モルター

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「ヨハン・メルヒオール・モルター」の記事における「ヨハン・メルヒオール・モルター」の解説

1765年1月12日 カールスルーエ)は、ドイツ後期バロックから前古典派に至る過渡期作曲家で、宮廷楽長ヴァイオリン奏者

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