ヤング・ライオンズ (アルバム)とは? わかりやすく解説

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ヤング・ライオンズ (アルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/18 08:46 UTC 版)

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ヤング・ライオンズ
エイドリアン・ブリュースタジオ・アルバム
リリース
ジャンル プログレッシブ・ロックポップ・ロック
時間
レーベル アトランティック・レコード
プロデュース エイドリアン・ブリュー
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 118位(アメリカ[1]
  • エイドリアン・ブリュー アルバム 年表
    ミスター・ミュージック・ヘッド
    (1989年)
    ヤング・ライオンズ
    (1990年)
    インナー・レヴォルーション
    (1992年)
    テンプレートを表示

    ヤング・ライオンズ』(Young Lions)は、アメリカ合衆国のミュージシャン、エイドリアン・ブリュー1990年に発表した、ソロ名義では5作目のスタジオ・アルバム

    背景

    デヴィッド・ボウイが「プリティー・ピンク・ローズ」及び「ガンマン」のソングライティングとボーカルに参加。なお、ボウイがブリューを従えて1990年に行った「サウンド+ヴィジョン・ツアー」では、「プリティー・ピンク・ローズ」もセットリスト入りしている[2]。「アイ・アム・ワット・アイ・アム」に収録されたスポークン・ワードは、Prophet Omegaというナッシュビルのラジオ伝道師によるもので、ブリューの持っていたテープが音源として使用された[3]。ブリュー自身が殆どの楽器を演奏しているが、「ヤング・ライオンズ」にはヴァン・カンペン・アンサンブルという4人組のパーカッション・アンサンブルが参加し、「フォン・コール・フロム・ザ・ムーン」ではマイク・バーネットがストリング・ベースを担当した[4]

    「ハートビート」はキング・クリムゾンのアルバム『ビート』(1982年)収録曲のセルフ・カヴァー。「ノット・アロン・エニィモア」はトラヴェリング・ウィルベリーズのカヴァーで、当初は前作『ミスター・ミュージック・ヘッド』(1989年)に収録する予定だったが、トラヴェリング・ウィルベリーズのメンバーの一人ロイ・オービソンがその頃に死去し、更にブリュー自身が「このアルバムには合わない」と判断したことから収録が見送られ、本作で発表される形となった[3]

    反響・評価

    アメリカでは本作がBillboard 200で118位に達し、『ビルボード』のモダン・ロック・トラックス・チャートでは「プリティー・ピンク・ローズ」が2位、「メン・イン・ヘリコプターズ」が17位を記録した[1]。Dave Connollyはオールミュージックにおいて5点満点中2.5点を付け「前作『ミスター・ミュージック・ヘッド』と同様、ブリューの才能を極めて受け入れやすいパッケージで提示している」「突出したシングルがないとはいえ、『ヤング・ライオンズ』におけるブリューのワン・マン・パフォーマンスは聴き物である」と評している[5]

    収録曲

    特記なき楽曲はエイドリアン・ブリュー作詞/作曲。

    1. ヤング・ライオンズ - "Young Lions" - 3:48
    2. プリティー・ピンク・ローズ - "Pretty Pink Rose" (David Bowie) - 4:45
    3. ハートビート - "Heartbeat" (Adrian Belew, Robert Fripp, Tony Levin, Bill Bruford) - 4:00
    4. ルッキング・フォー・ア・ユー・エフ・オー - "Looking for a U.F.O." - 3:37
    5. アイ・アム・ワット・アイ・アム - "I Am What I Am" (A. Belew, Prophet Omega) - 4:12
    6. ノット・アロン・エニィモア - "Not Alone Anymore" (George Harrison, Jeff Lynne, Bob Dylan, Tom Petty, Roy Orbison) - 3:16
    7. メン・イン・ヘリコプターズ - "Men in Helicopters" - 3:18
    8. スモール・ワールド - "Small World" - 3:46
    9. フォン・コール・フロム・ザ・ムーン - "Phone Call from the Moon" - 3:39
    10. ガンマン - "Gunman" (A. Belew, D. Bowie) - 3:55

    脚注・出典

    1. ^ a b Adrian Belew | Awards | AllMusic
    2. ^ 『デヴィッド・ボウイ・ファイル』シンコーミュージック・エンタテイメント、2006年、210頁。ISBN 4-401-61976-5
    3. ^ a b Prasad, Anil. “Adrian Belew - The mind's turntable”. Innerviews. 2015年8月19日閲覧。
    4. ^ Adrian Belew - Young Lions (CD, Album) at Discogs
    5. ^ Connolly, Dave. “Young Lions - Adrian Belew”. AllMusic. 2015年8月19日閲覧。



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