メカニカルオクタン
エンジンの特性によるノッキングの抑制度合いのこと。火花点火エンジンでは燃焼室の形状などにより、ノッキングの発生特性が異なる。例えば、同じガソリンを用いてもノッキングを起こす場合と起こさない場合とがある。起こさない場合をメカニカルオクタンが高いという。圧縮比が同じでも燃焼室の形状や点火プラグの位置を最適に設計し、メカニカルオクタンを高める。また、燃焼室壁面の温度やガス流動もメカニカルオクタンに影響を与える。例えばバスタブ型燃焼室より、中心点火のペントルーフ型の燃焼室が、同じ圧縮比でもノッキングを起こしにくい。
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