メイベル・リー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/20 19:59 UTC 版)
「一九三四年冬―乱歩」の記事における「メイベル・リー」の解説
「張ホテル」205号室に宿泊するアメリカ人女性。30歳前後。栗色の髪で、ルイーズ・ブルックスに似た美貌の人妻。リー将軍の末裔で、夫は婿養子。ティファニー商会の東京駐在員である夫に従って来日した。マンドリンを習っており、自らと同姓のヒロインが登場するポオの詩「アナベル・リー」に曲をつけ、マンドリンを奏でながら歌っている。「メイベル」という名前は、ベントリーの『トレント最後の事件』のヒロイン、メイベル・マンダースンと同じ。探偵小説の愛読者で、乱歩もまだ読んでいないバーナビー・ロスの『The Tragedy of Y』をすでに読んでおり、エラリー・クイーンの『The Roman Hat Mystety』の序文に「バーナビー・ロス」という名前が現れることに気づき、ロスとクイーンは同一人物ではないかと推測する。
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