ムラサキホコリカビとは? わかりやすく解説

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むらさき‐ほこりかび【紫××黴】

読み方:むらさきほこりかび

ムラサキホコリカビ科の変形菌朽ち木上などに群生する変形体白くアメーバ状で、成長する表面から、柄をもつ暗紫褐色円柱状の胞子嚢(ほうしのう)を多数出す。


ムラサキホコリ

(ムラサキホコリカビ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/04/27 04:57 UTC 版)

ムラサキホコリ
ムラサキホコリ(Stemonitis fusca)の未乾燥の子実体
分類
ドメ
イン
: 真核生物 Eukaryota
: アメーボゾア Amoebozoa
: コノーサ綱Conosea
亜綱 : ムラサキホコリ亜綱 Stemonitomycetidae
: ムラサキホコリ目 Stemonitales
: ムラサキホコリ科 Stemonitaceae
: ムラサキホコリ属 Stemonitis
: ムラサキホコリ S. fusca
学名
Stemonitis fusca Roth1787


ムラサキホコリは、ムラサキホコリ目(Stemonitales)またはムラサキホコリ科(Stemonitaceae)、ないしムラサキホコリ属分類される変形菌類の総称、あるいはその一種ムラサキホコリStemonitis fusca)のこと。最も一般に名の通った変形菌であり、理科の教科書や子供向け図鑑では必ずこれが取り上げられた。その場合にはムラサキホコリカビの名が使われることが多かった。

ムラサキホコリ目

子実体を形成する時に内側から固化し、一般に軸と胞子部分が明確に分かれている。

分類

  • サクホコリ科 Schenellaceae
  • ムラサキホコリ科 Stemonitaceae:本項で解説

ムラサキホコリ科

分類

  • ムラサキホコリ属 Stemonitis
  • コムラサキホコリ属 Stemonitopsis:チャコムラサキホコリ
  • カミノケホコリ属 Comatricha
  • ルリホコリ属 Lamproderma(好雪性であるものが多い):キンルリホコリ
  • エリホコリ属 Collaria
  • フサホコリ属 Enerthenema

ムラサキホコリ属

一般に子実体の軸(基部)が比較的長く、接地面と胞子が離れている。また、胞子部分は細長く、これにより子実体全体としてガマ、ないしチョコバナナのように見える。

ムラサキホコリ

ムラサキホコリ(Stemonitis fusca)の成熟した子実体は薄い褐色で他のムラサキホコリ属の子実体と比べると胞子部分がより細長い。

胞子は約8マイクロメートルでいぼのある球形。

関連項目



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