マクラーレン・ソーラスGTとは? わかりやすく解説

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マクラーレン・ソーラスGT

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/23 04:45 UTC 版)

マクラーレン・ソーラスGT
フロント
リア
概要
販売期間 2023年
ボディ
乗車定員 1名
ボディタイプ クーペ
エンジン位置 ミッドシップ
駆動方式 後輪駆動
パワートレイン
エンジン 5.2L V型10気筒
最高出力 840 PS
最大トルク 66.3 kgf·m
変速機 7速シーケンシャル
車両寸法
車両重量 1,000kg
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ソーラスGTSolus GT)は、イギリス自動車メーカーであるマクラーレン・オートモーティブ2023年に発表したハイパーカーである。

概要

レースゲームグランツーリスモSPORT』に登場する架空のコンセプトカー「マクラーレン アルティメット ビジョン グランツーリスモ」を実車化したもので、サーキット走行専用車として25台が限定生産された。価格は未公表だが、約4 - 6億円程度と推測されている。

デザイン

コンパクトなキャビンを持つボディには、ジェット戦闘機を思わせるスライド式のキャノピーが備わり、乗車時には前方へスライドしたキャノピーの開口部から乗り込むようになっている。

シャシはカーボンバスタブを採用しているが、同社の量産車とは異なるプリプレグ素材を用いている。Haloデバイスやロールフープには3Dプリンティングされたチタン製コンポーネントを採用し、軽量化を図っている。

サスペンションは前後ともダブルウイッシュボーン式で、フロントはプッシュロッド、リアはプルロッドで作動する。アーム類はカーボン製であるが、耐久性を求めるユーザーのためにスチール製のアームも用意される。ホイールはセンターロック式で、18インチの鍛造アルミニウム製を採用。

インテリアは中央に1座のシートを持つシングルシーターで、F1カーにインスピレーションを得たデザイン要素が盛り込まれている。ステアリング・ホイールにはディスプレイと各種コントロール系が一体化して配置され、前方にはHaloデバイスが備わる。サイドミラーはなく、後方確認にはセンターピラーにマウントされたモニターを用いる。シートはオーナーの体型に合わせてビスポークされ、国際自動車連盟(FIA)認可のレーシングスーツヘルメットHANSも同時に特注される。

メカニズム

リアミッドシップに搭載される5.2 L V型10気筒自然吸気エンジンは、最高出力840 PS、最大トルク66.3 kgmを発生する。高レスポンスのバレル式スロットル、高回転化に対応するカムギアトレーンの採用により、最高許容回転数は10,000 rpmに達する。ハイブリッドカーであったアルティメット ビジョン グランツーリスモとは異なり、電気モーターや過給器といったパワーアシストは一切備えていない。

組み合わせられるトランスミッションは7速シーケンシャルで、ケースはアルミニウムとマグネシウム製パネルで構成されている。リアサスペンションはギアボックスケースに取り付けられる。

車重は1,000 kg以下で、ダウンフォース発生量は1,200 kg以上、0 - 100km/h加速の目標タイムは2.5秒、最高速度は320 km/h以上と公表されている。

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク




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