マイソルヤハズカズラとは? わかりやすく解説

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マイソルヤハズカズラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/22 22:39 UTC 版)

マイソルヤハズカズラ
マイソルヤハズカズラの花
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 core eudicots
階級なし : キク類 asterids
階級なし : シソ類 lamiids
: シソ目 Lamiales
: キツネノマゴ科 Acanthaceae
: ヤハズカズラ属 Thunbergia
: マイソルヤハズカズラ
T. mysorensis
学名
Thunbergia mysorensis
(Wight) T.Anders.
英名
Lady's Slipper Vine, Mysore trumpetvine
マイソルヤハズカズラの花(拡大)
棚から垂れ下がるマイソルヤハズカズラの花序(沖縄県うるま市 幸和ガーデン 植栽)

マイソルヤハズカズラ(学名:Thunbergia mysorensis)はキツネノマゴ科ヤハズカズラ属つる性草本木本[1][2][3]

特徴

高さ2–4 m。茎が細長く分枝し、基部は木質化する。葉は長さ10–20 cmの長卵形で3脈が目立ち、葉縁に鈍い鋸歯状突起が不規則にみられる。花は縦長で長さ5 cmほど、中が黄色く外側が暗赤色で、穂状の長い花序にぶら下がる。穂の長さは0.5–1 m。同属のベンガルヤハズカズラと草姿がやや似るが、花形や葉形の違いで区別可能[4][1][2][3]

分布と生育環境、利用

インド南部原産。長く垂れ下がる穂状の花序を多数出すため、公園や庭園において棚作りやパーゴラなどに向く。露地栽培では日光を好み、土壌は特に選ばない。病害虫には比較的強いが、ハダニが時々発生することがある。挿し木で繁殖可能[4][1][2][3]

脚注

  1. ^ a b c (矢野 1997, p. 122)
  2. ^ a b c (大川 & 林 2016, p. 416) ※ 記述のみ
  3. ^ a b c (林 & 名嘉 2022, p. 58)
  4. ^ a b (海洋博記念公園管理財団 1997, p. 149)

参考文献

  • 米倉浩司; 梶田忠 (2003年). “マイソルヤハズカズラ Thunbergia mysorensis (Wight) T.Anders.”. BG Plants 和名-学名インデックス (YList). 2024年6月17日閲覧。
  • 林将之; 名嘉初美『沖縄の身近な植物図鑑』ボーダーインク、2022年。ISBN 9784899824350 
  • 大川智史; 林将之『ネイチャーガイド 琉球の樹木 奄美・沖縄~八重山の亜熱帯植物図鑑』文一総合出版、東京都新宿区、2016年。 ISBN 9784829984024 
  • 矢野勇「トゥンベルギア・ミソレンシス」『朝日百科 植物の世界』 2巻、朝日新聞社、東京、1997年、122頁。 ISBN 9784023800106 
  • 海洋博記念公園管理財団『沖縄の都市緑化植物図鑑』新星出版、那覇市、1997年。 ISBN 9784902193732  

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