ポール・コーダーとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ポール・コーダーの意味・解説 

ポール・コーダー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/20 16:05 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
ポール・コーダー
Paul Corder
生誕 1879年12月14日
イングランド ロンドン
死没 (1942-08-06) 1942年8月6日(62歳没)
ジャンル クラシック
職業 作曲家

ポール・ウォルフォード・コーダーPaul Walford Corder1879年12月14日 - 1942年8月6日)は、イングランド作曲家音楽教育者

生涯

コーダーはロンドンピムリコで、音楽家のフレデリック・コーダーと妻のヘンリエッタ・ウォルフォード(Henrietta)の間に生まれた。彼は1880年3月1日にロンドンのセント・ゲイブリエル教会[注 1]で洗礼を受けている。彼は王立音楽アカデミーにおいて父の指導の下で学び、1901年に作曲のゴーリング・トーマス奨学金を受けた。1907年には作曲と和声学の教授としてアカデミーの教員に加わった[1]

彼の叔母のローザ・コーダー英語版ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ肖像画を描いており、コーダーはラファエル前派の運動に強く影響を受けていた。彼の作品にはオペラバレエカンタータピアノ曲などがある。彼の管弦楽作品の多くは未出版のままとなっており知られていないが、鍵盤楽曲には出版されていくらか認知されているものも存在する。彼はアーノルド・バックスとは親しい友人であり、コーンウォールで休暇をともに過ごすなどしていた。バックスは歌曲「Aspiration」(1909年)と「交響曲第4番」(1931年)をコーダーに献呈している[2]

コーダーは、サリーネトレー・ヒース英語版にある白いコテージで長年暮らした。

主要作品

  • オペラ「Rapunzel
  • オペラ「Grettir the Strong
  • バレエ「The Dryad
  • 合唱と管弦楽のための「A Song of Battle
  • 男声合唱と管弦楽のための「A Song of the Ford
  • バリトンと管弦楽のための「Four Sea Songs
  • The Moonslave, a terpsichorean fantasy
  • A Song of the Bottle
  • Spanish Waters
  • Sunset and Sunrise
  • Pelleas and Melisande
  • 序曲「Cyrano de Bergerac
  • Gaelic Fantasy
  • Morar
  • 歌詞のない音楽劇「Dross
  • ヴァイオリン協奏曲
  • 5つの管弦楽のための音画「Along the Seashore
  1. The Ebbing Tide
  2. The Sea Cavern
  3. Seagull's Rock
  4. The still hour of dusk
  5. The Call of the Sea
  • 弦楽四重奏曲
  • ヴィオラとピアノのための「Fountains
  • ピアノのための「創作主題による変容」
  • ピアノのための「9つの前奏曲」
  • 3つの練習曲
  • パッサカリア
  • ロマンティックな練習曲
  • 英雄的哀歌
  • Spanish Waters
  • ある秋の思い出

脚注

注釈

  1. ^ 訳注:ピムリコにあるゴシック様式の教会。(St Gabriel's

出典

外部リンク

ポール・コーダーの楽譜 - 国際楽譜ライブラリープロジェクトPDFとして無料で入手可能。




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ポール・コーダー」の関連用語

ポール・コーダーのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ポール・コーダーのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのポール・コーダー (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS