ボートの三人男とは? わかりやすく解説

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ボートの三人男

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/01 18:54 UTC 版)

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ボートの三人男(ボートのさんにんおとこ、原題 Three Men in a Boat, To Say Nothing of the Dog!)は、ジェローム・K・ジェロームの代表作。

1889年に出版されたユーモア小説で、イングランド南西部のキングストン・アポン・テムズ区からオックスフォードまでのボートでのテムズ川の旅が記されている。

当初、この本はユーモア小説ではなく歴史的、地理的な展望書として構想されていた。3人の登場人物は、作者のジェローム自身と2人の友人がモデルである(1人はのちにバークレイズ銀行取締役になる)。3人の旅の供になる犬の存在は創作である。

日本では、大学等での英文講読テキストに用いられている。

後年ジェロームは、ヨーロッパの自転車旅行を題材に取り上げた『自転車の三人男(Three Men on the Bummel)』(1900年出版)という作品を執筆するが、売上は振るわなかった。

文献

  • 原書新版 - ペーパーバック(Penguin Books 1994年)ISBN 0140621334
  • 日本語版
    • ボートの三人男(浦瀬白雨訳、岩波文庫 1932年)。旧版・内外出版協会 1911年
    • ボートの三人男(丸谷才一訳、筑摩書房「世界ユーモア文学全集11」 1961年)
      • ボートの三人男 犬は勘定に入れません(筑摩書房「世界ユーモア文学選」 1969年)
      • ボートの三人男(中公文庫 1976年、改版2010年)
    • ボートの三人男 もちろん犬も(小山太一訳、光文社古典新訳文庫 2018年)




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