ペア広場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 10:18 UTC 版)
山下公園通りに面する産業貿易センターと県民ホールの向かい合った敷地内広場の通称。山下公園周辺における都市デザインの最初の成果である。1971年、神奈川県は山下公園通りに面した国有地と市有地を取得し県有地と合わせて一敷地とし県民ホールの建設する方針を示した。横浜市は市有地譲渡に際し、(1) 山下公園通りに沿った歩道を補う3m幅員の歩行者空間、(2) 角地の広場 (3) 山下公園通り側に車の敷地への進入口を設けない等の街づくり指針を申し入れた。この指針は、さらに充実され、後に街づくり指導基準となった。県はこの指針を尊重し広場の形態、レベル等が決められた。ほぼ同時期に、細い道を挟んだ隣接地に産業貿易センターの計画検討が開始された。この複合オフィスビルは容積と高さの緩和が必要としていたため横浜市市街地環境設計制度を適用した。この際、県民ホールの同様に街づくり指針を申し入れ、貿易センターと県民ホールの広場は、同じレベルで向かい合う関係(ペアの広場)となった。
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