ベーパーロック
液体を使った系が、液体の沸点以上に加熱されたときに、発生した気泡が配管などのシステム内に閉じ込められ正常に作用しなくなる状態をいう。ブレーキまたはクラッチではペダルストロークが急激に増加し、踏力の伝達能力がきわめて悪くなる。燃料系統にも生じ、この場合燃料の供給が不良になる。この現象は液体の温度が下がれば解消される。ブレーキでは、長い坂道でブレーキを多用した場合や、高速からのブレーキを繰り返した場合などで起こることがある。ベーパーロックは、ブレーキ液の沸点と密接な関係があり、沸点の高いブレーキ液を使うことはもちろん、劣化して沸点の下がった古いブレーキ液は定期的に交換することが望ましい。
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