プルアップ抵抗
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/30 02:19 UTC 版)
プルアップ抵抗(プルアップていこう、英: pull-up resistor)は、電子回路の信号入力端について開放時やそれに準ずる状況での電位不定を避けるために微少電流を流し続けるための抵抗を指す。
- ^ 「浮いた」状態、ハイインピーダンス状態などとも呼ばれている
- ^ 一般的には「どこにも接続されていない状態」は0ボルトとして扱われることも多いが、電子工学的にはそういった場合の電位は不定として扱われる。なお、実際的にも飛行機類の着地の際に地面との電位差がある場合があるので対策がとられているように、「どこにも接続されていない状態」の電位は不安定(不定)である。
- ^ ここの説明において「入力」と「内部」の境界は任意である。どちらも実際には機器の内部にあることもあれば、ICの場合はICの「外部」にプルアップ抵抗を付けることも多い。
- ^ 電圧が0の「電圧源」と言える。
- ^ ラッチアップを起こしたり、貫通電流が流れてしまう、等
- ^ あるいは「接続状態では High に駆動され、切断状態ではプルダウン抵抗により Low に駆動される」といったようにする。
- 1 プルアップ抵抗とは
- 2 プルアップ抵抗の概要
- 3 実例
- 4 参考文献
プルダウン抵抗
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/24 14:16 UTC 版)
プルダウン抵抗(プルダウンていこう、英: pull-down resistor)は、プルアップ抵抗とは反対に、入力がない場合に Low レベルの電圧(通常、電位0V)にしておくために使われる。 CMOSではその対称性から、原理的にはプルアップとプルダウンは対称である。他の方式、特にその方式自体が対称ではない場合は対称でないことも多く、たとえばTTLの入力は何も接続されていない場合は自然に High になるため、プルダウンで Low にするには抵抗値を小さくする必要がある。そして、そうするとより多くの電力を消費する。そのためTTLではプルアップの方が好まれる。
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