ブローフォワード方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 01:17 UTC 版)
「ブローバック」の記事における「ブローフォワード方式」の解説
ブローバック方式と同様の作動原理だが、可動する遊底を設けず、ブリーチ部をレシーバーに固定して銃身側が発射ガスによって吹き戻されるように設計したものがブローフォワードと呼ばれる作動方式である。 Steyr Mannlicher M1894やSchwarzlose Model 1908、日野式自動拳銃など少数の製品が製造されたが、弾倉からの給弾が困難であり、動作サイクルが遅いなどの問題点があり、SIG AK53(ガス遅延式)が試作されたのを最後に、小型拳銃では現在は採用例のない作動方式である。 なお、大型機関砲まで参照範囲を広げた場合、陸上自衛隊が採用している96式40mm自動てき弾銃が現在までブローフォワード方式を採用する唯一の事例となっている。
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