ブルーライン (サンディエゴ・トロリー)とは? わかりやすく解説

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ブルーライン (サンディエゴ・トロリー)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/24 20:02 UTC 版)

ブルーライン
Blue Line
UCサンディエゴ・ブルーライン
UC San Diego Blue Line
メキシコの国境沿いを走るブルーラインの電車
基本情報
アメリカ合衆国
所在地 カリフォルニア州サンディエゴ郡サンディエゴ
種類 ライトレール
区間 アメリカプラザ(America Plaza) - サンイシドロ(San Ysidro Transit Center
駅数 18駅(2019年現在)[1][2]
開業 1981年7月19日[1][3][4]
運営者 サンディエゴ・トロリー社英語版(SDTI)
路線諸元
路線距離 24.8 km(15.4 mi)[1]
軌間 1,435 mm
電化区間 全区間
電化方式 直流600 V
架空電車線方式[5]
最高速度 89 km/h(55 mph)[5]
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ブルーライン(Blue Line)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンディエゴ郡サンディエゴを走るライトレールであるサンディエゴ・トロリーの系統の1つ。サンディエゴの中心部であるダウンタウン地区英語版と、メキシコの国境近くにあるサンイシドロを結ぶ[1][2]。途中ナショナルシティチュラビスタを経由する。

概要

1981年7月19日アメリカ合衆国初のライトレールとして営業運転を開始した、サンディエゴ・トロリー最初の系統。開業時の路線はハリケーンにより被害を受け休止となったサザン・パシフィック鉄道の貨物線を再整備する形で建設された。1986年に東側のユークリッドアベニュー(Euclid Avenue Station)方面へ向かう路線が開通したことで"サウスライン"と言う系統名が付けられ、1996年に"南北線"(North-South Line)に改称された後、翌1997年以降は"ブルーライン"という名前となっている。また2015年UCサンディエゴ・ヘルス英語版が3,000万ドルで30年間のネーミングライツを獲得した事から、2019年現在の正式名称は"UCサンディエゴ・ブルーライン"(UC San Diego Blue Line)となっている[1][2][3][4][6]

2012年ダウンタウン地区英語版への路線延長を経て、2019年現在はダウンタウン地区のアメリカプラザ駅(America Plaza)から全系統が停車する12番通り&インペリアル駅(12th & Imperial Transit Center)を経て、メキシコとの国境近くにあるサンイシドロ駅(San Ysidro Transit Center)まで向かう系統となっており、18箇所に駅が存在する。ダイヤは平日、土曜、日曜・祝日の3種類が存在し、昼間は15分、平日の朝夕ラッシュ時は7 - 8分間隔で運行する。また全ての曜日において、早朝に区間運転を行う列車が設定されている[1][2]

料金は他の系統も含めて大人2.5ドルだが、非接触式ICカードであるコンパスカード(Compass card)を用いる場合は2ドルとなる[1]

駅一覧

2019年現在、ブルーラインは以下の18駅で構成される。そのうち太字の駅は、時刻表に時刻が提示される主要駅である。一部を除き、駅に隣接する駐車場は無料で利用可能である[1][2]

UCサンディエゴ・ブルーライン
UC San Diego Blue Line
駅名 接続交通機関 駐車場 情報センター 備考
他系統 路線バス 通勤鉄道
America Plaza シルバーライン リムジンバスと接続
グリーンラインのサンタフェ・ディーポ(Santa Fe Depot)とは徒歩でアクセス可能[7]
Civic Center station オレンジライン
シルバーライン
Fifth Avenue station オレンジライン
シルバーライン
City College オレンジライン
シルバーライン
リムジンバスと接続
Park & Market オレンジライン
シルバーライン
12th & Imperial Transit Center オレンジライン
グリーンライン
シルバーライン
駐車場は有料
Barrio Logan
Harborside
Pacific Fleet
8th Street
24th Street
Bayfront/E Street
H Street
Palomar Street
Palm Avenue
Iris Avenue
Beyer Boulevard
San Ysidro Transit Center

ギャラリー

今後の予定

中央海岸回廊地域の発展による道路混雑の解消を目的に、2019年現在の終点であるアメリカプラザ(America Plaza)からグリーンラインに乗り入れ、オールドタウン駅(Old Town Transit Center)から分岐し、カリフォルニア大学サンディエゴ校UCサンディエゴ・ヘルス英語版、屋外ショッピングモールであるウェストフィールドUTC英語版周辺を通るブルーラインの延長路線であるミッドコースト・トロリー(Mid-Coast Trolley)計画が進められている。オールドタウン駅から分岐し、9つの駅を有する新規路線は2016年から建設が始まっており、2021年から営業運転を開始する予定である[6][8][9]

脚注

出典

  1. ^ a b c d e f g h San Diego Trolley, Inc.”. San Diego Metropolitan Transit System (2013年2月). 2019年11月24日閲覧。
  2. ^ a b c d e Timetable”. San Diego Metropolitan Transit System. 2019年11月24日閲覧。
  3. ^ a b History”. San Diego Metropolitan Transit System. 2019年11月24日閲覧。
  4. ^ a b Jeff Ristine (2006年7月23日). “After 25 years, the trolley keeps on moving”. The San Diego Union-Tribune. 2012年10月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年11月24日閲覧。
  5. ^ a b Metropolitan Transit System San Diego Trolley Light Rail Vehicles”. San Diego Metropolitan Transit System (2015年2月). 2019年11月24日閲覧。
  6. ^ a b Crossing the Blue Line”. The Guardian (2015年9月30日). 2019年11月24日閲覧。
  7. ^ Santa Fe Transit Center Map”. San Diego Metropolitan Transit System (2012年). 2012年9月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年11月24日閲覧。
  8. ^ Mid-Coast Corridor”. TransNet. 2019年11月24日閲覧。
  9. ^ Mid-Coast Trolley Extension”. San Diego Metropolitan Transit System. 2021年8月1日閲覧。

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