フードファディズム
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フードファディズム(英: food faddism)とは、食べものや栄養が健康と病気に与える影響を、熱狂的、あるいは過大に信じること、科学が立証したことに関係なく食べものや栄養が与える影響を過大に評価することである[1]。例えば、マスコミで流されたり書籍・雑誌に書かれている「この食品を摂取すると健康になる」「この食品を口にすると病気になる」「あの種の食品は体に悪い」などというような情報を信じて、バランスを欠いた偏執的で異常な食行動をとること[2]。
注釈
- ^ 「砂糖を科学する会」のメンバーとして、砂糖を主とした解説を行った。今月の視点0008a/砂糖への疑惑の払拭 Archived 2007年10月30日, at the Wayback Machine.、事業団から9908b/砂糖類生産流通合理化等助成対象事業について(その1) Archived 2008年6月28日, at the Wayback Machine. (独立行政法人ALIC-農畜産業振興機構 砂糖類情報)より。
出典
- ^ a b c d Robin B. Kanarek、Robin Marks-Kaufman 『栄養と行動』 高橋久仁子(訳)、高橋勇二(訳)、アイピーシー、1994年、2–7頁。全国書誌番号 94057732。
- ^ a b 『知恵蔵 2014』「フードファディズム」的場輝佳 執筆担当
- ^ a b デジタル大辞泉
- ^ “「がんばらない」の医師 鎌田實VS群馬大学教授・食の専門家 高橋久仁子さん”. がんサポート情報センター. 2011年12月24日閲覧。
- ^ 『奇妙な論理』市場泰男(訳)、社会思想社、1980年。早川書房、2003年1月。ISBN 978-4150502720
- ^ 高橋久仁子 『フードファディズム-メディアに惑わされない食生活』 中央法規出版、シリーズCura、2007年9月、14頁。ISBN 978-4-8058-3004-8。
- ^ 『「食べもの情報」ウソ・ホント-氾濫する情報を正しく読み取る』高橋久仁子(講談社ブルーバックス、1998年10月、ISBN 4062572311)では、健康雑誌の目次や新聞広告は繰り返し同じ様な食品を特集していると統計している。
- ^ マリオン・ネスル 『フード・ポリティクス-肥満社会と食品産業』 三宅真季子(訳)、鈴木眞理子(訳)、新曜社、2005年、24頁。ISBN 978-4788509313。
- ^ 高橋久仁子 「フードファディズムにみるマスメディアと食」『食と教育』 ドメス出版、2001年10月、187頁。ISBN 978-4810705508。
- ^ 佐々木敏「栄養学におけるエビデンスとはなにか」『セラピューティック・リサーチ』第26巻第7号、2005年、1343–1348頁、2011年12月24日閲覧。
- ^ “Healthy Eating Plate and Healthy Eating Pyramid”. What sould I eat?. Harvard School of Public Health. 2008年8月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年12月24日閲覧。
- 1 フードファディズムとは
- 2 フードファディズムの概要
- 3 事例
- 4 脚注
- フードファシズムのページへのリンク