フンの来襲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/23 16:56 UTC 版)
350年頃、カスピ海北岸から黒海にかけて住んでいたアランに東方からフンと呼ばれる騎馬遊牧民が襲いかかった。フン族はアランを取り込んで勢力を大きくし、375年頃、バランベルという首長に率いられ、黒海北岸にいた東ゴート族に侵入した。東ゴート族は敗れて一部は西方に移動し、一部はフンの配下に組み込まれた。376年、アランと東ゴートを組み込んだフンの一団は現在のルーマニア付近にいた西ゴート族に迫った。西ゴート族の大部分はドナウ川を渡河してローマ帝国に助けを求めた。
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