フランシスコ・ロメロ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/04/03 08:03 UTC 版)
フランシスコ・ロメロ | |
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生誕 | Francisco Romero 1700年 ロンダ |
死没 | 1763年 ロンダ |
国籍 | ![]() |
職業 | 闘牛士 |
フランシスコ・ロメロ(スペイン語: Francisco Romero、1700年 - 1763年)は、スペイン・ロンダ出身の闘牛士。現在のスペイン式闘牛の様式を確立させた人物であり、「伝説の闘牛士」とされる。
経歴
18世紀のスペインで行われていた闘牛は、乗馬した闘士が牛を相手にするというスタイルであった。1726年頃、赤い布(ムレータ)を闘牛に導入したのがロメロだった。闘牛士になる前のロメロは大工をしていたが、ロンダで闘牛を行っていた貴族が落馬したところを、ロメロが帽子一つで救出したことが評判を呼び、現代に至る闘牛の原点が作られたという。
息子のフアン・ロメロ、孫のペドロ・ロメロも闘牛士として活躍。闘牛の文化がスペイン全土に広がることとなった[1]。
前述の騎馬闘牛は、日本の戦国時代の武士が行った鷹狩りと同じく、西欧の騎士の武術訓練のひとつであった。現在もこの騎馬闘牛を原点とするレホネオ(Rejoneo)と呼ばれる騎馬闘牛が存在しており、闘牛牧場主やその子弟が行うこともある。つまりは、騎馬闘牛は、領主(貴族)階級のものであり、現在中心となっている闘牛士が徒手で行う闘牛は、牧童や使用人である庶民階級のものといえる。
ロメロ家
- フランシスコ・ロメロ(1700-1763) :
- フアン・ロメロ(生没年不明) : フランシスコ・ロメロの息子。
- ホセ・ロメロ(生没年不明) : フランシスコ・ロメロの孫。
- ペドロ・ロメロ(1754-1839) : フランシスコ・ロメロの孫。
- フアン・ロメロ(生没年不明) : フランシスコ・ロメロの息子。
脚注
- ^ 闘牛がスペイン文化の1つとして定着した訳 All About
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