フィル・スペクター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/14 09:40 UTC 版)
「オーバー・ダビング」の記事における「フィル・スペクター」の解説
プロデューサーのフィル・スペクター(Phil Spector)は、1960年代から1970年代にかけて、多重録音を駆使多用した「ウォール・オブ・サウンド」(Wall of Sound, 音の壁)呼ばれる音作りで一世を風靡した人物である。彼の録音手法は単純にダビングを複数回繰り返すのではなく、ギター 5〜6人、ベース 2〜3人、ドラム 2人、ピアノ 2〜3人などといった複数編成で同時録音するなど、人員と録音システムを駆使した編曲・編集で「ウォール・オブ・サウンド」を作り出していた。日本でも彼を敬愛する大瀧詠一や大瀧サウンドから影響を受けた岩崎元是が「ウォール・オブ・サウンド」を音作りに取り入れている。
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