ファーガス・アンダーソンとは? わかりやすく解説

ファーガス・アンダーソン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/12 03:46 UTC 版)

ファーガス・アンダーソン
グランプリでの経歴
国籍 イギリス
活動期間 1949 - 1954
チーム モト・グッツィ
レース数 26
チャンピオン 350cc - 19531954
優勝回数 12
表彰台回数 24
通算獲得ポイント 161
ファステストラップ回数 11
初グランプリ 1949 250cc スイスGP
初勝利 1951 500cc スイスGP
最終勝利 1954 350cc スペインGP
最終グランプリ 1954 350cc スペインGP
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ファーガス・アンダーソン(Fergus Anderson、1909年2月9日 - 1956年5月6日)は、イギリススコットランド出身のオートバイレーサー。

生涯

スコットランド生まれだったが、ファーガスはレース活動に集中するためにヨーロッパ大陸に居住した。彼はこのような例を取った初期のライダーの一人に当たる。1950年、ファーガスはモト・グッツィと正式な契約を交わし250ccクラスを中心に出場した。1953年にはモト・グッツィを説得し、350ccへクラスを変更した。彼が操ったオートバイは当初320ccしかなかったが、後に350ccへ排気量を上げたモデルが投入され、ファーガスは同年の世界チャンピオンを獲得し、翌年も同クラスを制覇した[1]。これは、イギリス製以外のバイクが選手権を初めて制した例であった。

ファーガスは1954年を最後に引退し、モト・グッツィのチームマネージャーに就任した。しかしながら、裁量権の問題でチームと揉めてしまい、退職した。再びレースの世界に戻るつもりでBMWと契約したが、1956年に出場したベルギー・フローレフ(en)で行なわれたレースでクラッシュし、バイクから投げ出された彼は亡くなった[2]。47歳没。

戦歴

ロードレース世界選手権

1949年のポイントシステム

順位 1 2 3 4 5 ファステストラップ
ポイント 10 8 7 6 5 1

1950年から1968年までのポイントシステム

順位 1 2 3 4 5 6
ポイント 8 6 4 3 2 1
  • 凡例
  • ボールド体のレースはポールポジション、イタリック体のレースはファステストラップを記録。
クラス チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 ポイント 順位 勝利数
1949 250cc モト・グッツィ IOM
-
SUI
3
ULS
-
ITA
-
8 8位 0
1950 250cc モト・グッツィ IOM
-
SUI
-
ULS
-
ITA
2
6 3位 0
1951 250cc モト・グッツィ SPA
-
SUI
-
IOM
NC
BEL
-
NED
-
FRA
4
ULS
-
ITA
-
3 8位 0
500cc モト・グッツィ SPA
-
SUI
1
IOM
-
BEL
-
NED
-
FRA
-
ULS
-
ITA
-
8 7位 1
1952 250cc モト・グッツィ SUI
1
IOM
1
NED
3
GER
-
ULS
-
ITA
3
24 2位 2
1953 250cc モト・グッツィ IOM
1
NED
2
GER
-
ULS
3
SUI
3
ITA
-
SPA
3
22 4位 1
350cc モト・グッツィ IOM
3
NED
-
BEL
1
FRA
1
ULS
-
SUI
1
ITA
2
SPA
-
34 1位 3
500cc モト・グッツィ IOM
-
NED
-
BEL
-
GER
-
FRA
-
ULS
-
SUI
-
ITA
-
SPA
8
8 9位 1
1954 250cc モト・グッツィ FRA
-
IOM
5
ULS
-
NED
-
GER
-
SUI
-
ITA
-
2 15位 0
350cc モト・グッツィ FRA
-
IOM
NC
ULS
-
BEL
2
NED
1
GER
-
SUI
1
ITA
1
SPA
1
38 1位 4
500cc モト・グッツィ FRA
-
IOM
NC
ULS
-
BEL
-
NED
2
GER
5
SUI
-
ITA
-
SPA
-
8 7位 0

脚注

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