ピネライス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/27 04:46 UTC 版)
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ピネライスは、京都市のご当地グルメ[1][2][3][4]。チャーハンにトンカツを乗せカレーソースをかけたワンプレート洋食である[1][2][3]。
京都での知名度は高いが、他の地域ではあまり知られていない[4]。
洋食店「キッチンゴン 西陣店」(1970年創業)のオーナーシェフ・権藤吉彦が、アメリカ合衆国で修業していたときに「ボリュームのある美味しい洋食を、気軽に食べてほしい」という思いから考えついた[1][3]。
名称の「ピネ」とは「薄いカツ」という意味である[1][3]が、これは権藤が修行中にカツを揚げていた際に、フランス人から「もっと小さくしろ」という意味で「フィネ」と言われていたのが「ピネ」に聞こえたことが由来とされる[2][4][5][6]。権藤が「ピネ」とは「薄いカツ」だと勘違いしたことから、料理名となった[6]。なお、「フィネ(fine)」は「薄い」を表すフランス語の俗語である[6]。
定番は上記のようにチャーハン、トンカツ、カレーであるが、チャーハンをドライカレーやガーリックチャーハンに換える、カレーをハヤシライスに換える、トンカツを牛カツに換えるといったアレンジもある[1][2]。
チャーハン、カレー、カツという誰もが好きな料理を同時に食することができるというのが受けたのと、トッピングや味つけのバリエーションが豊富であることで、リピーターを獲得し、人気となったのではないかと推測されている[3]。
2024年には、ローソンから「キッチンゴン監修 ピネライス」が近畿地方限定で発売された[5][7]。
出典
- ^ a b c d e ナガオヨウコ. “京都で知らない人はいない!?謎のプレート洋食「ピネライス」ってなんだ?”. メシ通. Hot Pepper. 2025年6月1日閲覧。
- ^ a b c d けいたろう (2023年6月11日). “京都の謎のB級グルメ「ピネライス」って何? 老舗洋食屋『キッチンゴン』で実態を調査してきた!”. 食楽web. 2025年6月1日閲覧。
- ^ a b c d e 田中瑛子 (2017年10月16日). “京都人はみんな大好き! 謎のがっつり料理「ピネライス」ってなんだ!?”. マイナビニュース. 2025年6月1日閲覧。
- ^ a b c “「オーストラリア人」と「アメリカ人」が「最高」と大絶賛した日本食「ピネライス」の正体”. 現代ビジネス. p. 3 (2024年7月2日). 2025年6月1日閲覧。
- ^ a b こうしんりょーたろう (2024年9月28日). “【ローソン新商品】京都のB級グルメ!ピネライスを食べてみた【キッチンゴン監修】”. Yahoo!ニュース. 2025年6月1日閲覧。
- ^ a b c 「フライ乗せご飯の世界」『Meets Regional』2023年6月号、京阪神エルマガジン社、2023年、27頁。
- ^ 田本康平 (2024年8月27日). “ローソン「鳳舞楼監修 からしそば」「キッチンゴン監修 ピネライス」など“マチグルメシリーズ 京都編”近畿限定発売”. グルメWatch. 2025年6月1日閲覧。
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