ピエタ_(ジョッティーノ)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ピエタ_(ジョッティーノ)の意味・解説 

ピエタ (ジョッティーノ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/20 22:43 UTC 版)

『サン・レミジオのピエタ』
イタリア語: Pietà di San Remigio
作者 ジョッティーノ
製作年 1360年-1365年頃
種類 テンペラ、板
寸法 195 cm × 134 cm (77 in × 53 in)
所蔵 ウフィツィ美術館フィレンツェ
ジョット・ディ・ボンド―ネ『キリストの哀悼』、1303-1305年、フレスコスクロヴェーニ礼拝堂 (パドヴァ) 

サン・レミジオのピエタ 』(: Pietà di San Remigio)は、イタリアの画家ジョッティーノ(1320/30年頃-1369年以降)が1360年から1365年頃に制作した絵画である。フィレンツェのサン・レミジオ聖堂にあったが、1851年にフィレンツェのウフィツィ美術館に移された。

画家・彫刻家・建築家列伝』を著したジョルジョ・ヴァザーリは、誤ってこの作品をジョット・ディ・ボンドーネの弟子であるマーゾ・ディ・バンコに帰属したが、イタリアの美術史家ロベルト・ロンギ英語版がジョッティーノに帰属した。

左手には、この作品を寄贈したベネディクト会派の尼僧と当代の衣装に身を包んだ若い女性が跪いている。尼僧の後ろには聖ベネディクト、若い女性の後ろには聖レミギウスが女性2人の守護聖人として頭部に手を置き、キリストの哀悼の場面に引き合わせている[1]

ジョッティーノの『ピエタ』はジョットの『キリストの哀悼』(パドヴァスクロヴェーニ礼拝堂) の構図を左右反転した形で、もとにしている。

脚注

  1. ^ 『ウフィツィ美術館』21頁。

参考文献


「ピエタ (ジョッティーノ)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ピエタ_(ジョッティーノ)」の関連用語

ピエタ_(ジョッティーノ)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ピエタ_(ジョッティーノ)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのピエタ (ジョッティーノ) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS