ヒラルダの塔
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 09:57 UTC 版)
ヒラルダの塔はミナレットとして12世紀末に建設され、16世紀になって鐘楼として転用された。高さは95.5メートルあり、アレクサンドリアの大灯台を模した細長い四角柱の上に八角柱が乗り、最上部に円柱状の構造物が付いた形式となっている。1504年に発生したセビリア大地震の際に、カトリックの殉教者聖ユスタと聖ルフィーナ(英語版)の姉妹が現れて塔の崩壊を防いだという伝説があり、17世紀にムリーリョやゴヤ、スルバランなどによって画題として用いられ、ヒラルダの塔は世界的に知られるところとなった。聖ユスタと聖ルフィーナはリスボン大地震の被害を最小限に抑えたとも信じられており、セビリア大聖堂の守護聖人となっている。
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