ヒュプシピュレーの乳母
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/07 03:17 UTC 版)
「ポリュクソー」の記事における「ヒュプシピュレーの乳母」の解説
このポリュクソーは、レームノス島の女王ヒュプシピュレーの乳母である。アルゴナウタイがレームノス島に寄港したとき、島は女たちによって男たちが虐殺された後だった。ヒュプシピュレーはこのことが島外に知れ渡ることを怖れ、アルゴナウタイを城外に留めるために食料とワインを届けようとした。そのときポリュクソーは若い女たちに子供を産まずに老後をどう生きるつもりなのかと問いかけ、島と財産をアルゴナウタイにゆだね、守ってもらうことを提案した。この提案は女たちに受け入られ、アルゴナウタイは街に招き入れられた。 こうしてヒュプシピュレーはイアーソーンとの間にエウネーオスとネブロポノス(デーイピュロスあるいはトアースとも)を生み、また島の女たちもアルゴナウタイとの間に子供をもうけ、息子を生んだ者は父親と同じ名前を付けた。
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