パラジウム(II)アセチルアセトナートとは? わかりやすく解説

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パラジウム(II)アセチルアセトナート

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/10 22:49 UTC 版)

パラジウム(II)アセチルアセトナート[1]
識別情報
CAS登録番号 14024-61-4 
PubChem 3035388
ChemSpider 4589057
EC番号 237-859-8
特性
化学式 C10H14O4Pd
モル質量 304.64 g mol−1
外観 黄色の固体
密度 1.79 g/cm3
融点

200 ~ 251 ℃ (分解)

構造
結晶構造 単斜晶
空間群 P21/n, No. 14
格子定数 (a, b, c) a = 9.9119 Å Å,b = 5.2232 Å Å,c = 10.3877 Å Å
格子定数 (α, β, γ) α = 90°, β = 95.807°, γ = 90°
危険性
GHSピクトグラム
GHSシグナルワード 警告(WARNING)
Hフレーズ H319
Pフレーズ P210, P240, P241, P261, P264, P271, P280, P302+352, P304+340, P305+351+338, P312, P321, P332+313, P337+313
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

パラジウム(II)アセチルアセトナート英語: palladium acetylacetonate)は、化学式が Pd(C5H7O2)2 で表される化合物である。黄色の固体で、もっとも一般的なアセチルアセトナートパラジウム錯体である。市販されており、有機合成における触媒の前駆体として使われる。理想的なD2h対称を持つ比較的平面的な分子である[2]

出典

  1. ^ Palladium(II) acetylacetonate at Sigma-Aldrich
  2. ^ Hamid, Mazhar; Zeller, Matthias; Hunter, Allen D.; Mazhar, Muhammad; Tahir, Asif Ali (2005). “Redetermination of bis(2,4-pentanedionato)palladium(II)”. Acta Crystallographica Section E 61 (11): m2181–m2183. doi:10.1107/S1600536805030692. 

関連項目

  • 白金(II)アセチルアセトナート英語版
  • ニッケル(II)アセチルアセトナート英語版



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