パプアニューギニア地震 (2022年)とは？わかりやすく解説

2022年パプアニューギニア地震
	地震の震央の位置を示した地図
本震
発生日	2022年9月11日
発生時刻	9時47分0秒（現地時間）; 8時47分0秒（日本時間）
震央	パプアニューギニア; カイナントゥ（英語版）の東70km
座標	南緯6度17分42秒東経146度30分11秒 / 南緯6.295度東経146.503度
震源の深さ	116.0 km
規模	Mw7.6
最大震度	メルカリ震度階級VIII
津波	なし
余震
最大余震	Mw5.7; 9月21日 19時30分48秒（現地時間）
被害
死傷者数	死者12人、負傷者42人
被害地域	パプアニューギニアモロベ州;
	出典：特に注記がない場合はによる。
	プロジェクト:地球科学; プロジェクト:災害
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2022年パプアニューギニア地震（2022ねんパプアニューギニアじしん）は日本時間の2022年 9月11日午前8時47分ごろにパプアニューギニアで発生した稍深発地震である。日本国内への大きな影響はなかった^[4]。

概要

震央はカイナントゥから東へ70km地点、震源の深さは116km、地震の規模を示すマグニチュードは7.6と推定されている^[3]。震源近傍では日本の気象庁震度階級に換算して震度5弱から震度6弱程度の強い揺れを観測したほか^[5]、震央から約350km離れた首都ポートモレスビーでも揺れが感じられた^[6]。

被害

震源に近いマダンやラエでは、これまで経験したことのないような激しい揺れに見舞われた。地震に伴う地滑りが発生するなどして12人が死亡したほか、医療施設、民家などの建物や道路が損傷し、負傷者は42人に上った^[7]^[8]。

津波

先述の通り津波は発生しなかったものの、地震発生直後は以下の理由から津波被害への注意喚起が行われていた。

震央地点が海岸付近であったこと
地震発生直後は震源の深さが61kmと実際より浅く解析されていたこと^[4]
地震の規模がM7.6と大きかったこと

ここでは地震発生からの津波情報の変化について記す。以下の時間は全て9月11日の日本時間（UTC+9）である。

8時47分地震発生
8時55分: ・PTWC; パプアニューギニアや隣国インドネシアの沿岸部の長さ1000km内で津波被害が生じる恐れがあるとして津波警報を発令^[9]^[10]。
9時23分: ・気象庁; 太平洋で津波発生の可能性があり、日本への津波の有無については現在調査中と発表。
9時27分: ・PTWC; 津波警報を解除し、震央近傍において若干の海面変動の可能性はあるが津波被害の心配はないと発表。
11時20分: ・気象庁; この地震による日本への津波の影響はないと発表^[11]。

脚注

^ “M 5.7 - eastern New Guinea region, Papua New Guinea”. アメリカ地質調査所 (2022年9月21日). 2022年9月26日閲覧。
^ “Papua New Guinea: Earthquake - Sep 2022” (英語). リリーフウェブ (2022年9月16日). 2022年9月26日閲覧。
^ ^a ^b “M 7.6 - 70 km E of Kainantu, Papua New Guinea”. アメリカ地質調査所 (2022年9月11日). 2022年9月26日閲覧。
^ ^a ^b 日本放送協会. “パプアニューギニアでM7.6の地震日本への津波の影響なし | NHK”. NHKニュース. 2022年9月18日閲覧。
^ “パプアニューギニアでM7.7の地震　現地では強い揺れが襲ったか”. ウェザーニュース. (2022年9月11日) 2022年9月26日閲覧。
^ “パプアニューギニアでＭ7.6の地震、少なくとも4人死亡”. ロイター通信. (2022年9月11日) 2022年9月26日閲覧。
^ “パプアニューギニアでM7.6地震激しい揺れ、建物に被害”. AFP. (2022年9月11日) 2022年9月27日閲覧。
^ “パプアニューギニア中部でM7.6の地震　地滑りで4人死亡”. 毎日新聞. (2022年9月12日) 2022年9月27日閲覧。
^ “TSUNAMI MESSAGE NUMBER 1 NWS PACIFIC TSUNAMI WARNING CENTER HONOLULU HI 2355 UTC SAT SEP 10 2022”. PTWC (2022年9月10日). 2022年9月27日閲覧。
^ “パプアニューギニアでＭ７．６の地震、津波警報は解除”. CNN. (2022年9月11日) 2022年9月27日閲覧。
^ “パプアニューギニアでM7.7の地震　現地では強い揺れが襲ったか”. ウェザーニュース. (2022年9月11日) 2022年9月27日閲覧。

[1] “M 5.7 - eastern New Guinea region, Papua New Guinea”. アメリカ地質調査所 (2022年9月21日). 2022年9月26日閲覧。

[RW-2] “Papua New Guinea: Earthquake - Sep 2022” (英語). リリーフウェブ (2022年9月16日). 2022年9月26日閲覧。

[USGS-3] “M 7.6 - 70 km E of Kainantu, Papua New Guinea”. アメリカ地質調査所 (2022年9月11日). 2022年9月26日閲覧。

[NHK-4] 日本放送協会. “パプアニューギニアでM7.6の地震日本への津波の影響なし | NHK”. NHKニュース. 2022年9月18日閲覧。

[5] “パプアニューギニアでM7.7の地震　現地では強い揺れが襲ったか”. ウェザーニュース. (2022年9月11日) 2022年9月26日閲覧。

[6] “パプアニューギニアでＭ7.6の地震、少なくとも4人死亡”. ロイター通信. (2022年9月11日) 2022年9月26日閲覧。

[7] “パプアニューギニアでM7.6地震激しい揺れ、建物に被害”. AFP. (2022年9月11日) 2022年9月27日閲覧。

[8] “パプアニューギニア中部でM7.6の地震　地滑りで4人死亡”. 毎日新聞. (2022年9月12日) 2022年9月27日閲覧。

[9] “TSUNAMI MESSAGE NUMBER 1 NWS PACIFIC TSUNAMI WARNING CENTER HONOLULU HI 2355 UTC SAT SEP 10 2022”. PTWC (2022年9月10日). 2022年9月27日閲覧。

[10] “パプアニューギニアでＭ７．６の地震、津波警報は解除”. CNN. (2022年9月11日) 2022年9月27日閲覧。

[11] “パプアニューギニアでM7.7の地震　現地では強い揺れが襲ったか”. ウェザーニュース. (2022年9月11日) 2022年9月27日閲覧。

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1月	中国・青海（7日、M6.6）キプロス・パフォス（11日、M6.6）アフガニスタン・バードギース（17日、M5.3）
2月	グアテマラ・エスクイントラ（16日、M6.2）インドネシア・西スマトラ（25日、M6.1）
3月	日本・福島県（16日、M7.4）台湾・花蓮（22日、M6.7）
4月	ボスニア･ヘルツェゴビナ・ベルコヴィチ（22日、M5.7）
5月	ペルー・リマ（12日、M5.4）
6月	中国・四川（1日、M5.8）日本・石川県（19日、M5.4）アフガニスタン・ホースト（21日、M6.0）
7月	イラン・ホルモズガーン（1日、M6.0）フィリピン・アブラ（27日、M7.0）
9月	アフガニスタン・クナル（4日、M5.1）中国・四川（5日、M6.6）パプアニューギニア・モロベ（10日、M7.6）台湾・台東（18日、M6.9）メキシコ・ミチョアカン（19日、M7.6）
10月	イラン・西アーザルバーイジャーン（5日、M5.6）
11月	ネパール・スドゥパシュチム（8日、M5.7）インドネシア・西ジャワ（21日、M5.6）トルコ・デュズジェ（23日、M6.1）
12月	アメリカ・カリフォルニア州・ハンボルト（20日、M6.4）
地震の発生日時はUTC

パプアニューギニア地震 (2022年)とは？ わかりやすく解説

パプアニューギニア地震 (2022年)

概要

被害

津波

脚注

急上昇のことば

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