バルサ材の用途
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/19 02:27 UTC 版)
バルサ原木を加工して板状、または棒状に加工した木材をバルサ材と呼ぶ。バルサ材は軽く、加工しやすく、重量に比べて強度が大きい。そのため、1930年頃にはアメリカ合衆国において建築資材、映画セット、航空機、模型航空機などの分野で急速に普及した。 中米の古代文明(5世紀以前)でバルサ製の筏が使われ、遠洋航海が行われた。1950年頃には、ノルウェーの人類学者トール・ヘイエルダールが「ポリネシア人は南米・中部アンデス地帯から移住した」という仮説を証明するため、バルサ材などを材料にした筏コンティキ号でペルーを出発して約8000kmを100日あまりで航海し、東ポリネシア・ラロイア環礁(英語版)に到着した。 バルサの角材 模型飛行機の骨組 バルサ製のサーフボード
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