バイパスフィルター方式
オイルポンプで吐出したエンジンオイルの一部が、フィルターをバイパスしてメインギャラリーに供給される方式。現在の潤滑系はフィルターエレメントが正常の場合、オイルポンプからの吐出オイルは全量フィルターを通し、メインギャラリーに流入する。フィルターが目詰まりなどの不具合を起こしたときバイパスバルブが開き、フィルターを通過せずオイルギャラリーに直接流入させる。以前はオイルフィルターを小型化し、エンジンオイルの濾過はオイルポンプの吐出量の半分程度であった。しかし、濾過されないオイル中の異物がエンジンに害をおよぼすことがあった。フィルターエレメントの改良によりすべてフルフロータイプに代わった。
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