ニトロベンゾールとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > ニトロベンゾールの意味・解説 

ニトロベンゾール【(ドイツ)Nitrobenzol】

読み方:にとろべんぞーる

ニトロベンゼン


ニトロベンゼン

分子式C6H5NO2
その他の名称ニトロベンゾール、NitrobenzolNitrobenzeneOil of mirbane、1-Nitrobenzene、2-Nitrobenzene、3-Nitrobenzene、4-Nitrobenzene
体系名:2-ニトロベンゼン、4-ニトロベンゼン、3-ニトロベンゼン、1-ニトロベンゼン、ニトロベンゼン


ニトロベンゼン

(ニトロベンゾール から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/09 23:48 UTC 版)

ニトロベンゼン
nitrobenzene
識別情報
CAS登録番号 98-95-3
RTECS番号 QJ0525000
特性
化学式 C6H5NO2
モル質量 123.06 g/mol
示性式 C6H5NO2
外観 淡黄色液体
密度 1.199 g/cm3
融点

5.85 °C

沸点

210.9 °C

への溶解度 0.19 g/100 ml at 20 °C
危険性
EU分類 有毒 (T)
Carc. Cat. 3
Repr. Cat. 3
環境への危険性  (N)
Rフレーズ R23/24/25 R40 R48/23/24 R51/53 R62
Sフレーズ S1/2 S28 S36/37 S45 S61
引火点 88 °C
発火点 525 °C
関連する物質
関連物質 アニリン
ベンゼンジアゾニウム
ニトロソベンゼン
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

ニトロベンゼン (nitrobenzene) は、有機化合物で、ベンゼン環にニトロ基が置換した構造を持つ。ニトロベンゾール (nitrobenzol)、ミルバン油 (oil of mirbane) とも呼ばれる。黄色油状で甘い味覚がある。有毒で水に溶けにくい。杏仁豆腐のような、あるいは桃を腐らせたような芳香を持つ。日本法における劇物。

反応

濃硝酸濃硫酸を混合した混酸ベンゼン (C6H6) に反応させて作る。このような反応はニトロ化と呼ばれ、芳香族求電子置換反応の代表例である。混酸中では反応活性種としてニトロニウムイオン (NO2+) が発生している。



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ニトロベンゾール」の関連用語

ニトロベンゾールのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ニトロベンゾールのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
独立行政法人科学技術振興機構独立行政法人科学技術振興機構
All Rights Reserved, Copyright © Japan Science and Technology Agency
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのニトロベンゼン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS