ニトログアニジンとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 化学 > 化学物質 > グアニジン > ニトログアニジンの意味・解説 

ニトログアニジン【nitroguanidine】


ニトログアニジン

分子式CH4N4O2
その他の名称ピクリット、ニトログアニジン、Picrite、Nitroguanidine、1-Nitroguanidine、2-Nitroguanidine、N-Nitroguanidine、N-Nitrodiaminomethanimine
体系名:1-ニトログアニジン、2-ニトログアニジン、N-ニトログアニジン、N-ニトロジアミノメタンイミン


ニトログアニジン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/11 04:57 UTC 版)

ニトログアニジン
分子式 CH4N4O2
分子量 103.08 g/mol
CAS登録番号 [556-88-7]
形状 白色結晶
密度 1.715 g/cm3, 固体
融点 232 ℃
発火点 275 ℃
SMILES NC(=N[N+](=O)[O-])N
爆薬としての性質
爆速 8200 m/s, 仮比重 1.7
爆速 7655 m/s, 仮比重 1.55
爆速 5460 m/s, 仮比重 1.00
トラウズル値 101
危険性

ニトログアニジン (nitroguanidine) はグアニジンニトロ基が置換した化合物である。主に火薬の原料として使われている。また、ニトログアニジン構造を持つ誘導体の総称として用いられる事もある。クロチアニジンなどのニトログアニジン系殺虫剤を指す場合もあるがここではトリプルベース火薬の原料として用いられているニトログアニジンについて記述する。

性質

  • 外観: 白色の結晶固体でα型(偏平針状)とβ型(板状)の二種類の結晶型がある。通常はα型が安定である。
  • EPA発癌性評価: D

同比重のトリニトロトルエンテトリルよりも高い爆速を示す。

爆発的分解は以下の反応式であらわされる。




ニトログアニジンと同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ニトログアニジン」の関連用語

ニトログアニジンのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ニトログアニジンのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
独立行政法人科学技術振興機構独立行政法人科学技術振興機構
All Rights Reserved, Copyright © Japan Science and Technology Agency
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのニトログアニジン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS