ニコラ=シャルルボクサとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 人名 > 音楽家 > 作曲家 > ロマン派の作曲家 > ニコラ=シャルルボクサの意味・解説 

ニコラ=シャルル・ボクサ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/30 14:32 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
ボクサ、1842年

ロベール・ニコラ=シャルル・ボクサ(Robert Nicolas-Charles Bochsa, 1789年8月9日 - 1856年1月6日[1])は、19世紀フランス作曲家ハープ奏者。波瀾万丈の生涯を送り、世界各地を転々とした。

生涯

1789年にモンメディで生まれる。神童ハープ奏者として活躍した後、1813年ナポレオン1世の宮廷楽団のハープ奏者に任命され、オペラの作曲に着手する。しかしながら1817年通貨偽造結婚詐欺(または重婚)、文書偽造への連坐により、告訴を免れるためにイングランドに逃亡。欠席裁判によって懲役刑が課された。

フランス法から無事に逃れてロンドンに上陸、1821年王立音楽アカデミー開設に協力して学長を務めるが、1826年に前歴が発覚したため、辞職せざるを得なくなる。その後はロンドン王立劇場の音楽監督に就任している。

1839年に再びスキャンダルに関与、今度はオペラ作曲家ヘンリー・ビショップの夫人でオペラ歌手アンナ・リヴィエラと駆け落ちして、海外に逃亡したのである。ふたりは(フランス以外の)ヨーロッパアメリカ合衆国で演奏活動を行い、1855年12月にゴールドラッシュに沸くシドニーに上陸した。しかし、オーストラリアでは1回しか演奏旅行を行うことができなかった。シドニーでボクサが急死したからである。アンナ・ビショップはシドニーのキャンパーダウン墓地に、彫刻をあしらったボクサの墓碑銘を贈っている。

脚注

  1. ^ Biography - Robert Nicholas Charles Bochsa Australian Dictionary of Biography

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

ニコラ=シャルルボクサのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ニコラ=シャルルボクサのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのニコラ=シャルル・ボクサ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS