ニコラ・フィリベールとは? わかりやすく解説

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ニコラ・フィリベール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/12 09:39 UTC 版)

ニコラ・フィリベール
Nicolas Philibert
2010年
生年月日 (1951-01-10) 1951年1月10日(73歳)
出生地 ナンシー
国籍 フランス
 
受賞
ベルリン国際映画祭
金熊賞
2023年『アダマン号に乗って』
ヨーロッパ映画賞
ドキュメンタリー賞
2002年『ぼくの好きな先生』
全米映画批評家協会賞
ノンフィクション作品賞
2002年『ぼくの好きな先生』
セザール賞
編集賞
2002年『ぼくの好きな先生』
その他の賞
ルイ・デリュック賞
2002年『ぼくの好きな先生』
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ニコラ・フィリベール(Nicolas Philibert, 1951年 - )は、フランスナンシー出身の映画監督

略歴

主にドキュメンタリー映画の監督として有名であり、1978年から9本の映画を監督している。『ぼくの好きな先生』は2002年第55回カンヌ国際映画祭の特別招待作品として出品され、ヨーロッパ映画賞ではドキュメンタリー賞を受賞している。また、同作品でルイ・デリュック賞も受賞している。2007年の『かつて、ノルマンディーで』は第60回カンヌ国際映画祭のスペシャル・スクリーニングで上映され、2007年度セザール賞最優秀ドキュメンタリー部門ノミネートされるなど、ドキュメンタリーというジャンルを越えて評価されている監督である。

主な監督作品

  • パリ・ルーヴル美術館の秘密 La ville Louvre (1990)
  • 音のない世界で英語版 Le pays des sourds (1992)
  • 動物、動物たち Un animal, des animaux (1996)
  • すべての些細な事柄 La moindre des choses (1997)
  • 僕たちの舞台 Qui sait? (1999)
  • ぼくの好きな先生英語版 Être et avoir (2002)
  • かつて、ノルマンディーで Retour en Normandie (2007)
  • Nénette (2010)
  • La Maison de la radio (2013)
  • 人生、ただいま修行中 De chaque instant (2018)
  • アダマン号に乗って Sur l'Adamant (2023)

評価

『日本経済新聞』編集委員の古賀重樹はフィリベールについて「一貫するのは主題でなくスタイルだ。『音のない世界で』のろうあ者たちの対話も、『人生、ただいま修行中』の看護師たちの訓練も、身ぶりで語り切った。言葉で説明せず、目を凝らし、耳を澄ます。誠実に世界と対峙する」と評している[1]

脚注

  1. ^ 古賀重樹「シネマ万華鏡 アダマン号に乗って 豊かな個性と誠実に対峙」『日本経済新聞』2023年4月21日夕刊、文化面。

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