ナーゲル点とは? わかりやすく解説

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ナーゲル点

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/03 06:07 UTC 版)

三角形(黒)とナーゲル点(N で示された青い点)橙色の円は傍接円
ナーゲル点 N を通るフールマン円垂心 H と当該円の直径を構成する。

幾何学におけるナーゲル点(ナーゲルてん、Nagel Point)は、任意の三角形に対し一意的に決定される点の名称である。

三角形 ABC において、BC と傍接円の接点を TA とする。同様に TB, TC を定義したとき、ATA, BTB, CTC の3直線が交わる点がナーゲル点である。名称は1836年にこの点について言及したドイツのクリスティアン・ハインリヒ・フォン・ナーゲルドイツ語版英語版に由来している。

A と TA は三角形の周を等分する。このことからナーゲル点は "bisected perimeter point" とも呼ばれる。同じ理由から ATA などを中界線英語版と呼ぶ。

他の点との関係

ナーゲル点は重心内心と同一直線上にある。この線をナーゲル線と呼ぶ。三角形の内心は中点三角形のナーゲル点となる。

ジェルゴンヌ点等長共役の関係にある。

座標

1913年にゲラトゥリはナーゲル点の三線座標が以下の式で表されることを示した。




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