ナガバモミジイチゴとは? わかりやすく解説

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ナガバモミジイチゴ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/20 23:06 UTC 版)

ナガバモミジイチゴ
下向きに咲く花
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: バラ目 Rosales
: バラ科 Rosaceae
亜科 : バラ亜科 Rosoideae
: キイチゴ属 Rubus
: ナガバモミジイチゴ R. palmatus
var. palmatus
学名
Rubus palmatus Thunb. (1784)
var. palmatus
和名
ナガバモミジイチゴ

ナガバモミジイチゴ(長葉紅葉苺 Rubus palmatus var. palmatus)とは、バラ科キイチゴ属に分類される植物の一種。名前は葉の形がモミジのように裂けることから。

特徴

根は地下で横に伸び、あちこちから茎を出す。茎は立ち上がるが先端では次第に横に伸び、枝を出して平面状に広がる。茎には棘が多い。葉は地域・個体によって違い、カエデのように浅く裂けるか、全体に縦長な形になるなど変異が大きい。ただし生育状態等で大きく変わり、裂けない葉を出す場合もある。花は4-5月、白い5弁の花を、単独で枝先につける。花は細い柄で下を向き、葉陰に咲く。初夏に実る果実はいわゆるキイチゴ状で黄色、または薄いオレンジ色。甘みがある。

分布

日当たりの良い林道脇・斜面等でよく見かけ、森林伐採後に集団をなすこともある。棘があるため、藪漕ぎには困るが、枝が一方に向かって広がり、絡み合わないのが救いである。主に西日本(本州の中部・近畿地方以西、四国、九州)に分布し、朝鮮、中国からも知られる。変種のモミジイチゴは東日本に分布する地理変異種である。葉がやや幅広いことで本種と区別されるが、葉の形はやはり変異が多く、確実な区別は難しい。

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